カナダ歴10年のCollie（コリー）です。
私はカナダに住みながら、日本の大手転職サービス「ビズリーチ」を利用して、日本の会社への転職に成功しました。
そして約1年半の間、リモートワーク・業務委託という形で、日本にいるチームと一緒に働かせていただきました。
でも、実はビズリーチに登録する前はこう思っていたんです。
今では結果的に、ビズリーチを使って良かったと心から思っています。
一番大きな理由は「仲介のリクルーターが入ってくれる」こと。親身なアドバイスをくれるので安心感が違うし、少し話しにくいお給料などの交渉も代わりにしてくれるからです。
- 海外にいながら日本の会社で働きたい
- リモートワークに興味がある
- スキルを活かして年収アップしたい！
という方に、役立つ記事だと思います。
ビズリーチとは
ビズリーチは、日本の大手転職サイトのひとつです。人材を探している会社と、転職を目指す人を繋げるサービスです。
ほとんどの募集が年収600万～、約3分の1は1,000万～と高収入の求人が多い。自分で募集を閲覧して応募することもできるが、リクルーターからスカウトが届くことも多い。
海外からでも利用できる？
日本の転職サイトであるビズリーチですが、海外に住んでいても利用はできるのでしょうか？
結論から言うと、海外に住んでいてもビズリーチは利用できます。
ビズリーチの利用には、「日本語を理解できること」という条件があります。これはサイトが日本語で運営されているため、またリクルーターが日本語で仲介するためと思われます。
ただし、利用者が日本在住であるか、日本人であるかなどの条件はありません。
実際に私もカナダに住みながら、日本の会社とリモートワーク・業務委託という形で契約を結び、1年半がっつり業務に携わらせていただきました。
ビズリーチって無料なの？
ビズリーチにどんな募集があるかまず見てみたいという方は、登録しなくても閲覧が可能です。ただ会社名が伏せてあることが多いので、あまり有意義な情報は得られません。
無料会員登録および職務履歴書の提出を行えば、見れる情報がぐっと増えます。自分の職歴に合った募集に絞って、検索をかけ、応募することも可能。
そして無料会員であっても、スカウトは届きます。私もこの転職活動において、ビズリーチにお金を払うことはありませんでした。
ただし、ビズリーチには「プレミアムステージ（月5,478円）」という会員ステータスもあります。プレミアムステージには、このような特典があります。
- より詳細な求人情報を見れる
- 応募できる求人が増える
- 全スカウトのメッセージを開ける
表にまとめると、このような感じです。
| 登録前 | 無料会員登録後 | プレミアムステージ | |
| 求人の閲覧 | △ | 〇 | ◎ |
| 求人に応募 | × | △ | ◎ |
| スカウトの有無 | × | 〇 | ◎ |
| スカウトの閲覧 | × | △ | ◎ |
まずは無料の会員登録を行い、できる範囲で応募したりスカウトを待ったりするのが良いと思います。
そしてチャンスの幅を広げたければ、プレミアムステージを検討するのが良いでしょう。プレミアムステージは、1週間、無料で体験できます。
登録から採用までの経緯
私がビズリーチに登録した日から、実際に採用が決まるまでの期間は、計5週間半でした。
- 登録・職務履歴書の提出
- スカウトが来る（3日後）
- リクルーターと面談（2週間後）
- 書類選考通過（3週間後）
- 一次面接（4週間後）
- 二次面接（5週間後）
- 採用（5週間半後）
登録・職務履歴書の提出
登録はとても簡単。メールアドレスや名前など必要事項を記入します。
その後の第一関門が「職務履歴書」の提出です。これはリクルーターが求人とのマッチングを行い、スカウトを送るために重要な書類です。
自分のスキル、前職の経験、学問の分野などを明記しましょう。ビズリーチが職歴別の「職務履歴書」テンプレートを用意してくれているので、参考にしましょう。
職務履歴書の提出後、ビズリーチ側が登録者の簡単な審査を行います。私は翌日に審査完了のメールが来ました。
そして審査完了後には、先ほど書いたように、求人を様々な条件で絞って検索できるようになりました。
スカウトが来る
数日後、なんと3社からスカウトが来ました。実際に私の前職やスキルに合った求人を、何人かのリクルーターが送ってくれたのです。
その中で一番希望の業界に近いスカウトを送ってくれたリクルーターに、さっそく興味がある旨を返信。その際、私がカナダ在住であることを会社側が把握しているか、確認もお願いしました。
リクルーターと面談
すぐに、リクルーターから返信が来ました。会社側はもともとリモートワークを想定していたため、海外在住でも問題ないと回答してくれたとのこと。
数日後、リクルーターとオンラインで面談。スカウトに書いてあった内容を掘り下げて、会社やチーム、業務について詳しく教えてくれました。
また私の働き方や年収の希望、スキルについても、ヒアリングが行われました。
書類選考通過
リクルーターのアドバイスを元に、改めて会社に提出する履歴書を作成。日本語と英語の両方を使う業務だったので、日英の履歴書を提出しました。
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するとさっそく書類選考通過と一次面接のお知らせが来ました。ここでもリクルーターのありがたさを感じる出来事が。一次面接について、事前情報をシェアしてくれたのです。
- 面接の担当者の人柄
- 担当者が求める人材の詳細
- 担当者が過去の面接で聞いた質問
この面接の担当者は「フレンドリーというよりは、理論的に物事を進めたい方」とのこと。
そのおかげで、こちらも人間性をアピールするより、自身の経験とスキルがどのような即戦力になるかを理論立てて説明する練習ができました。
この時点でリクルーターから私の希望年収も伝えてもらっていたので、とても助かりました。
一次面接
緊張の一次面接。でも事前に担当者の人柄や聞かれるであろう質問を把握できていたのもあり、無事に乗り切ることができました。
数日後にリクルーターから一次面接の合格、二次面接の日程調整についてメールが来ました。
二次面接
そして二次面接。今度は面接の担当者も増えて、「困難にぶち当たった時にどう対処するか」など少し深い質問が続きました。さらにスキルをテストするような質問もありました。
いくつか反省点があったので、リクルーターに連絡すると、それを会社に上手な形でフォローしてくれたようです。
転職に強く、また多くの会社と転職希望者を繋いできたプロのリクルーターがいるからこそだと感じました。
採用
数日後、合格おめでとうございます！との連絡が来ました。
私は、この会社が考えていた募集条件には当てはまらない点がいっぱいあったと思います。
- 日本在住でなく、海外在住
- フルタイムでなく時短を希望
- 直接雇用ではなく業務委託
そんな中、地球の裏側に住む私を雇ってくれたことで、改めて気を引き締めて頑張ろうという気持ちになりました。
柔軟に対応してくれた会社と、間に入ってサポートしてくれたリクルーターには、本当に感謝しています。
時差もあり大変なこともありましたが、チーム全員がとても良い人で、私も楽しく勤務することができました。
私は子育てなど諸々の事情で1年半での退職になりましたが、ビズリーチを使って希望の条件でスムーズに転職ができたこと、この会社で多くのことを学べたことは、素晴らしい経験となりました。
ビズリーチのメリット
- 年収の高い募集が多い
- スカウトが来るので効率が良い
- リクルーターが付くから心強い
募集を閲覧する際、年収でフィルターをかけられるのですが、最低600万～となっています。実際の募集は800万～が7割、3分の1が1,000万円～です。
英語力に自信があり、なにかプラスアルファのスキルがある方にとっては、使う価値が高いと思います。
またリクルーターが、希望やスキルに合った募集を厳選してスカウトしてくれるので、自分で何十、何百社と応募するより格段に効率が良いと思います。
さらにビズリーチのリクルーターは、ただの仲介者ではありません。代わりに条件を交渉してくれたり、親身なアドバイスをくれたり、さらに面接担当者の人柄や面接の心得まで教えてくれるので、本当に心強い存在でした。
ビズリーチのデメリット
- プレミアムステージは安くない
プレミアムステージの会員にならないと、応募できない募集がたくさんあります。
さらにリクルーターからスカウトが来ていても、プレミアムステージの会員にならないと、そのメッセージを開けられない場合があるのです。
ただ月5,478円を支払うことで、少しでも早く、良い条件の仕事が見つかるなら、価値は高いとも思います。最初の1週間は無料でプレミアムステージが体験できるのも安心です。
まとめ
もともと私は、ダメ元でビズリーチに登録しました。日本の転職サービスだから、海外在住者を採用することなんて無いだろうと思っていたからです。
でも実際は、スカウトは何件も来たし、リモートワーク・業務委託という形で希望の仕事に就くことができました。
今はコロナ禍を経て、リモートワークが進む時代。同じ会社に東京と沖縄からリモートワークをしている、なんてことはよくあります。
それが北米でもヨーロッパでもアジアでも、会社が求める人間性やスキルを兼ね備えているのが優先というケースもあるのでしょう。
海外に住みながら日本の会社で働きたい、英語や自分らしいスキルを活かしたいという方、ビズリーチに登録して求人をチェックしてみてはいかがでしょうか？
