面接に3倍呼ばれた英語履歴書の書き方と気を付ける点

カナダ歴10年のCollie(コリー)です。

カナダ現地企業から面接に呼ばれる確率が3倍になった、英語履歴書の書き方とコツを分かりやすく解説します。

履歴書についてこのように悩んでいる方に、役立つ記事になっていると思います。

  • 何から書けば良いか分からない
  • 文法や語彙が合っているか不安
  • 履歴書を送っても返信が来ない

英語の履歴書を書くのって、大変ですよね。私も以前は、書いては消しを繰り返して知らぬ間に1~2週間が経ってしまっていたこともありました。

Collie
ダラダラしているうちに、興味のあった募集が終わっていたことも…泣

でも今から紹介する書き方を実践すれば、採用者の目に留まりやすく、プロフェッショナルな印象を与えられる英語の履歴書が短時間で完成すると思います。

英語の履歴書はいつ必要?

英語圏で仕事を探すなら、ほぼ100%英語の履歴書を求められます。日本でも英語を使う仕事なら、日本語と英語の両方の履歴書を提出することが多いです。

直接レストランやカフェに手渡しに行く場合でも、会社のホームページや転職サイトから送る場合でも、フォーマットは基本的に同じ。

そこでまずは仕事をゲットするまでの流れを、簡単におさらいしましょう。

  1. 履歴書を送る
  2. 会社から面接のメールが来る
  3. 面接(1~3回程度)/テスト
  4. 採用・契約
Collie
面接に進めない場合は、そもそも返事が来ないことも多いです…

つまり履歴書は、会社が応募者の経歴やスキルを見る、第一段階の大切な書類です。

そんな履歴書ですが、採用担当者はどのくらいじっくり見てくれると思いますか?

実は履歴書を見てもらえるのは6~7秒!

大手転職サイト「Indeed」の記事によると、なんと1通の履歴書あたりたったの6~7秒だとか!

現に私が住むカナダでは、現地の大学や大学院を卒業した人でも就職難と言われる時代です。ひとつの募集に対して100人以上が応募するのはあたりまえ。1000人以上が応募することも珍しくありません。

そのためスキルや経歴が一目で分かりにくかったり、フォーマットが崩れていたりしたら、ほぼ中身を見てもらえないまま却下となるんです。

逆にデザインがスッキリしていて、目を引く経歴が見えたら、その後じっくり読んでから面接に呼ぶか決めていそうですよね。

みなさんも、採用担当者にしっかり目を通してもらえる履歴書を作りましょう!

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英語_カバーレター_書き方

英文履歴書のフォーマット

フォーマットの正解はひとつではありません。ここで紹介するのは、英語圏で最大手の転職サイトである「Indeed」や「LinkedIn」でも推奨されているフォーマットです。

私はこのフォーマットにならい、これから紹介するコツを押さえて以降、今まで20件に1件ほどだった返事が、10件中3件面接に呼ばれるようになりました。

使ったフォーマットはこちらです。

  1. Name/Address(名前・連絡先)
  2. Summary(サマリー)
  3. Skills(スキル)
  4. Experience(職歴)
  5. Education(学歴)

実際の履歴書がこちらです。個人情報や職場の名前は変えていますが、内容は変えていません。

英語_履歴書_書き方

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

Name/Address(名前・連絡先)

まず名前、電話番号、メールアドレス、住所を記載します。電話番号やメールアドレスは、面接の連絡や返信がくる大切な情報です。ミスがないよう確認しましょう。

住所については、ニューヨーク大手のメディア「CNBC」によると、今の時代は番地まで書く必要はないとのこと。

ただオフィスや店舗への通勤が可能かどうかを示すためにも、少なくとも都市の名前までは書いておくのが無難です。リモートワークの場合も、時差が分かりやすいよう州名や都市名までは書きましょう。

Summary(サマリー)

2~3行で簡潔に、自身の経歴や性格的な強みをまとめます。「Objectives(目的)」や「Profile(プロフィール)」と呼ぶこともあります。

応募要項で求められている経験年数やスキルは、必ずここで触れましょう。

性格的な強みについては、私は「Strong communication skills(高いコミュニケーション力)」や「Self-driven(自ら行動する)」を入れました。

Skills(スキル)

箇条書きで8~10個書きましょう。応募するポジションに関連性が高いものから書くのが大切です。

実は英語でいうスキルには、大きく分けて2種類あります。面接で聞かれることもあるので、この違いは必ず押さえておきましょう。

ハードスキルの例 ソフトスキルの例
Photo editing
画像編集
Problem-solving skills
問題解決力
E-mail marketing
メールマーケティング
Attention to detail
細部への配慮
Microsoft Office
マイクロソフトオフィス
Leadership
リーダーシップ
Budget management
予算管理
Interpersonal skills
人間関係構築力
Customer Service
カスタマーサービス
Teamwork
チームワーク
Project management
プロジェクト管理
Negotiation
交渉力

ハードスキルは、学校や職場で培った能力を指すことが多く、テストや数値で測れるケースが多いです。

例えばマーケティング職ならどの分野のマーケティングが得意か、プログラミングならどの言語が書けるのかなど、具体的に書きます。

一方でソフトスキルは、数字で評価するのが難しい、性格的なものです。言ってしまえば、だれでも書けてしまうスキルでもあります。

そのため履歴書には、ハードスキルを優先して書くのがおすすめ。ソフトスキルはどちらかといえば、面接でアピールしましょう。

Experience(職歴)

「私には、このポジションに求められているスキルや経験に合った職歴があります」というのを伝える大切な部分です。

「Summary」や「Skills」を掘り下げる部分でもあります。

例えばマーケティングや営業で会社の業績が上がった場合、その数値を具体的にどのような期間で何を行って達成したのか書きましょう。

飲食店についても、例えば「10人の後輩の育成して、マネージャーから高評価をもらった」「レストランのレビューが3から4に上がった」など、より具体的な数値を示しながら自身の貢献度をアピールしましょう。

Collie
応募するポジションに関係ない職歴は書く必要ありません。関連する職歴を掘り下げるのが大切です。

Education(学歴)

最後は学歴。新しいものから順に書きましょう。

高校が最終学歴の場合は、高校を書きます。専門学校、大学、大学院などを卒業している場合は、高校は書く必要はありません。

それぞれ専攻名と在籍していた期間も記載しましょう。

英文履歴書で気を付ける点

ここからは、英語の履歴書を書くうえで気を付けるべきポイントです。

関係のない情報は排除する

実は日本と欧米の就活には、大きな違いがあります。

日本では理系であろうが文系であろうが、同じ総合職として入社することが大半です。そして内定者を集めて一斉に研修を行いますよね。そして同じ会社に10年以上、さらに定年まで勤める人も多いです。

一方で欧米では、数年単位で職場を変え、そのたびに年収アップやキャリアアップを目指す人が多いです。

そのため採用においては「ポジションに必要なスキルや似た経歴があるか」が一番のポイントとなるのです。大学で何を学んだかも重要です。

なので応募するポジションに関係のない職歴や学歴は省きましょう。その代わりに、ポジションに必要とされているスキルをしっかりアピールすることが大切です。

英語力は書かない

現在、欧米ではどの国も、ものすごい勢いで移民が増えています。大企業のトップであっても、英語が第一言語でない人はたくさんいます。

そんななかで自ら英語のレベルを書くと、「この人は英語が苦手なんだ」と思われてしまいます。日本で仕事を探すとき、日本語力は書かないですよね。

私も以前、興味のあったポジションに履歴書を送ったとき、英語力=4/5、日本語=5/5のような形で書いたことがあります。しばらく待ったものの返信は来ず。

数か月後にそのポジションがまだ募集していたので、言語レベルの欄をまるまる無くして応募しました。するとその会社から面接の連絡が来たんです。

本当に英語力が足りず仕事に支障が出ると判断されれば、面接で落とされます。それは仕方がないこと。でも履歴書の時点で、自らふるいにかけられる必要はありませんよね。

賛否両論あると思いますが、私は履歴書に「英語が第一言語でないこと」を書く必要はないと思っています。

Collie
バイリンガルが求められている仕事や、英語試験の点数が条件になっている場合は、話は別です。

英語の履歴書作りにおすすめのサービス

英語の履歴書は、Microsoft WordやGoogle Documentで無料で作成できます。色んなテンプレートが用意されているので、私も以前はそれを使っていました。

ただテンプレートは用意されていても、もちろん文章はいちから自分で書かなくてはならないし、フォーマットがずれて微妙な見た目になることも多々ありました。

そのせいで履歴書を作るのが面倒になってしまい、就活が長引いたことも。

そこで私が面接に呼ばれる確率が3倍になったときに使っていたのが、こちらの「Resume Now」というサービスです。

英語_履歴書_書き方

Resume Now とは

Resume Nowのすごいところはたくさんあるのですが、大きくはこの4つ。

  • 豊富なテンプレと配色から選べる
  • 代わりにAIが文章を作ってくれる
  • スペルチェックもしてくれる
  • 時短になるから時間が有効活用できる

先ほど書いたように、採用担当者が1通の履歴書を目に通す時間は、6~7秒。要点が分からなかったりフォーマットが崩れていたりしたら、中身はほぼ読んでもらえません。

私は Resume Now を使うことで、以前は数日かけて作っていた履歴書をたった1時間で作成できました。我ながら見た目も美しく、読みやすい履歴書になったと思います。

英語_履歴書_レジュメ_書き方
豊富なテンプレと配色

Resume Now の料金

Resume Now はまず、自分の履歴書がどのようにできあがるのか、使い勝手はどうかなどを、無料で試すことができます。

最終的にダウンロードする際は有料ですが、最初の14日間は約300円という超お手頃価格で全サービスを利用できます。

履歴書は無料ソフトでも作成できますが、私は Resume Now を利用して本当に良かったと思っています。まずは無料で試せるので、ぜひみなさんも自分だけの履歴書を時短で作ってみてください。

Resume Now で履歴書を作ってみる

詳しく Resume Now の使い方やサービス内容を知りたい方は、こちらも読んでくださいね。

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